プロジェクト紹介

ライフスタイルプロジェクト

PM:小寺 秀俊(大阪大学 データビリティフロンティア機構 特任教授)

事例紹介

子育てしやすい社会をつくる(生誕1000日見守り研究)

大阪大学が位置する大阪の北摂地域では、核家族化や少子化が進行しており、夫や親族の協力も得られず、近所との付き合いもなく、孤立した中で母親が子どもを育てている所謂「孤育て」家庭が多いことが課題になっています。

子育てに対する不安感を低減することで、子育てに自信をなくした母親自身の子育てに対するレジリエンスを高め、本来持っている力を底上げするとともに、地域特性に応じて周囲の支援者がかかわれる新たな手法の開発が重要となっています。

このような課題を解決する方法として、本プロジェクトでは、第一ステージで開発した子育て適応包括尺度(CPRA)により、これまで見過ごされがちであった低リスクケースを含め、子育て不安感の予測、分析を行うことによって、サイバーフィジカルな手法を構築し、個々人に応じたレジリエンスの向上、支援者への接続を可能とする仕組みの構築をめざします。