未来の学校支援プロジェクト

未来の学校支援プロジェクト

研究代表者:長原 一(大阪大学データビリティフロンティア機構・教授)

「未来の学校支援プロジェクト」では、「「ひきこもり」の予兆検知と改善のための知的基盤の創出研究」と、「学生の教育・生活支援研究」の2つのサブプロジェクトを実施します。

「ひきこもり」の予兆検知と改善のための知的基盤の創出研究

「準ひきこもり」状態の予兆検知や改善に資する技術を創出し、高度なセンシング技術を用いて対象学生の生活行動や就寝時間などに関する PLRを自動収集し、大阪大学キャンパスライフ健康支援センター(保健センター)の専門医やカウンセラーなどの協力の下、SNSやスマートウォッチなどの自然な利用の中からAmazonのAlexa(アレクサ)のようなAIアシスタントから生活改善のアドバイスや必要に応じて臨床心理士や専門医から直接的アドバイスを受けることができる仕組みを構築します。

学生の教育・生活支援研究

マスプロ講義における問題を新しいEラーニングシステムを構築することによって解決する方法を研究します。
大学教育で一般に行われているマスプロ講義では、教員も個々の学生や全体の理解度の把握が困難です。また、学生側も多人数の学生の前で質問しにくいため、実際には理解できていない点があるにもかかわらず、これらを放置して講義についていけないなどの問題が生じています。
本研究では、講義における一対多の間でのコミュニケーションの問題、知識や理解度の異なる多人数学生に対する個別のフォローアップの問題のようなマスプロ講義における問題解決を新しいEラーニングシステムを構築することで解決する方法を提案します。